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2010年1月12日 (火)

偽ウルシの木

 長年温めてきていたクリの論文、投稿してから2回の査読、修正に修正を経て7ヶ月、先日やっと受理された。ほっとしたのもつかの間、今度の日曜日にN氏に会ったら「次はウルシね」と催促されるのは目に見えている。でもまだまだデータ集めが足りない。

 論文にあまり必要ではないのだけれど、一つの疑問がある。それは「自生地ではない日本において、ウルシは鳥散布で増えるか?」京都府や岩手県の調査では、漆畑の周囲でもウルシの実生苗はまったく見かけたことがなかった。あるのは根出枝といって、伸びた根から生えてきたクローン苗ばかり。

 小国の方に電話したところ、「実生かどうかわからないが道ばたなんかに若木は多いなぁ」ということ。「確かめたいならウルシくらい掘ったって誰も何にもいわねぇよ」「鳥?鳥は冬に食べているかなぁ、そう言えば雪が多くなってくるとウルシの実は無くなってるなぁ。」

でもさすがに今年は峠に雪が多く凍っているので、一人で行くのはアブナイ。観察したくてもこの辺にウルシは生えていない。それで思いついたのが「偽ウルシの木」。ほとんど実が無くなったガマズミの木に小国や高畠で採取してきておいたウルシの実を果序ごととりつけて、ヒヨドリをうまくだまくらかして食べてもらおうという作戦。

Niserhus1 なんとか実がなっているように見える?!

傍に寄ると・・・ウルシの実。黒っぽい褐色、ガマズミに比べると随分地味!! でも北方では黒色の実が捕食率一番というデータもあるし。白い雪に黒い実は目立つんでしょうね。Niserhus2

糞はどこで探すかって? リンゴやみかんを刺してある木に行くと・・・Hiyo

下にはこのように糞が落ちている。Fun

内容物はだいたい5m~50m位の範囲に生えているとみられるニシキギやツルウメモドキの種。うまーく木での滞在時間を長くすればそこで糞をしてくれるし、最悪でも50mくらいの範囲の木の下を探せばなんとかウルシの入った糞が見つかるのでは??  そんなに甘くないかなぁcoldsweats01

今朝あらわれたリス君達にも「何やってんのー??」とバカにされている感じ・・・Risu1

糞がうまく採取できたら、春に植木鉢に植えてみます。

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植物」カテゴリの記事

コメント

ウルシですか。
ヤマウルシならこちらにもあるけど。
以前アップしたウルシの実です。
http://zaonofumoto.blog107.fc2.com/blog-date-20071215.html
でも漆をとるのはウルシなんだそうですね。
実の色も違いますね。

リスいいなあ、こちらではなかなか見られなくて。。

すごい研究を始めるんですね。
ウルシって聞いただけでカブレテきそう・・・
我が家の餌付けの木の下に
いろんな実のようなものが落ちています。
お婆ちゃんは、春になったらどんな葉っぱが
出るか楽しみ。。といってます。
ヒヨドリ、メジロ、アカハラ、シロハラ
を確認していますよ。

aoikesiさん、ありがとうございます。
山形の方もヤマウルシは「ウルシ」塗料に使うのは「本ウルシ」と言って区別していました。宮城県内はウルシが少なく、この辺だと七ヶ宿に少し、あとは川渡で見かけました。遠刈田はこけしの産地なのであると思ったら意外に無かったですね。
ウルシも外側の皮を剥くとヤマウルシと似ています。

リス君、最近増えてきたような気がします。 もしかしてaoikesiさんのところも根気よく餌を置いておくと大勢来るかも?!

ムーミンママさん、ありがとうございます。
木の下は結構いろいろな種が落ちています。ムーミンママさんのお庭もどんな植物が生えてくるか楽しみですね。
東京の実家も意外と鳥が多くて、最初は母がおもしろがって色々生えてきたのをいちいち育てていたのですが、最近は多くなりすぎてひたすら抜いていますcoldsweats01 鳥も種類が多いですね。春になるとまた鳥さんの種類が増えることでしょう、楽しみですね。

 へぇぇぇぇl!! すごいですね♪
漆かぁ・・・小さいとき 祖母と山に入って、『そご!さわんなや!』って 漆かぶれを注意されたことがあったっけ・・・。
って 本漆ではないのでしょうけれど ^^;>

以前読んだ 『漆の実の実る頃』を 思い出しました。
けっこう漆を育てるのは大変なのでしょかね・・・。

何はともあれ、根気のいる研究ですね。気をつけて頑張ってくださいね  ^^ /☆

ウルシとハゼは別物ですか、ハゼの木は下を通るだけでかぶれます(笑)。

ぱせりさん、ありがとうございます。
山の中だとツタウルシやヤマウルシが多いですね。ただ、県北は昔沢山漆が植えられていたようです。
頑張ります!!

ふくちゃん、ありがとうございます。
ハゼノキは蝋をとるのに使いますが、日本だと塗料にはならないそうです(中国南部より南ではハゼノキから塗料を採るそうです)。
ハゼノキでもかぶれてしまうということは、ふくちゃんはとてもデリケートなのですね。私は普段はかぶれないのですが、調子が悪いとツタウルシとウルシにかぶれます。(コメントが違う記事に付いていましたので付け替えさせていただきました)

夕べNHKでジョウホウ寺の漆をやっていましたね。
見ているだけでもかぶれそうだったけど・・・。
標高さんは大丈夫?

こんばんは~
何の研究をしておられるのですか?
漆は、縄文人も使っていますよね。
一つの説として、縄文人は、漆を育てていたのではないかと
ずっと以前聞いたことがあるように思います。
八戸の是川遺跡からは、大量の漆を塗った土器が見つかっていますし、
宮城県の一迫の山王囲遺跡からは、漆を使った籃胎漆器が見つかっていますよね。
自生かどうかは不明ですが、漆は、中国より日本の方が早いと、
青森の博物館の企画展で、聞いたことがありますよ。

aoikesiさん、ありがとうございます。
そういえばNHKの方に取材されたのですが、録画予約しとくの忘れていました(^^;)。今日は明治大学で浄法寺の方々も一緒でした。
私は調子が悪くなければかぶれません。調子が悪いとちょっと痒みが強くなります。

sidu-hahaさん、ありがとうございます。
私は種の化石を研究しています。塗料としての漆で最古のものは北海道函館市(旧南茅部町)の約9000年前の漆です。最近になってウルシの木材、花粉、種子が確実にわかるようになり、日本各地の縄文時代の遺跡から化石が発見されています。とくに前期の青森の遺跡からはごく普通に発見されるようになりました。(いま、東京の息子のパソコンからコメントつけています。あんまり占領できないのでのちほどまた・・・)

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