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2010年5月28日 (金)

根っこと豆と豆ごはん

このタイトルでなぜ考古学ネタ? ですね。

きっかけは後輩のSさんです。Sさんは古い時代から出土する有用植物に大変興味をもって研究しています。そのなかにユリ根などの根茎類や豆の仲間もあります。根茎や豆の種皮はやわらかいので生の状態で化石になることはまずありませんが、炭化した根茎や豆は過去の堆積物から比較的よく出土します。もちろん色はわからず、炭化しているために形も変わっています。そこで炭化させて形の変化を見たり、炭化しても形があまり変化しない部分を探して種類を特定しようとしています。

先日我が家に来たときは、Sさんが購入したり、我が家やご近所で掘らせてもらったいろいろな根茎を炭化させて形を観察しようと言うことになりました。

Tanka1 山菜バーベキューのようです。ノビル、アサツキ、それに根茎だけじゃなくてゼンマイ、ワラビ、コゴミまで!

上の写真の焼け具合で食べたら美味しいんですが・・・

Tanka2真っ黒、 もったいない気もしますねcoldsweats01 でもまだまだ、中まで炭化しなくてはかびたり腐ったりしてしまいます。

土器底部の焦げ付きや住居の炉跡からはこんな状態で出土するので。

次は豆です。今回は炭化実験は出来ませんでした。小豆の写真、左から三春町産アズキ、北海道産アズキ大納言、蔵王町産黒アズキ、Sさんからもらった群馬県嬬恋村産黒アズキ(ほんとうはヨゴレアズキというものらしい)大きさも色も結構違います。

Mame

Sさんが「黒小豆だと赤飯じゃなくなっちゃうんでしょうか?」という疑問を残して帰ったので、2日続けてアズキごはんにしてみました。

左が蔵王町黒アズキ、右は大納言、いずれも米の5分の1のアズキを使いました。方法はたぶん皆さんと同じだと思いますが、アズキを下ゆでした煮汁と、やや柔らかくなるまで煮たアズキ、塩を入れて電気炊飯器で炊きました。

Mamegohan 結果は、黒アズキはすごく色が濃い赤飯になりました。しかし、色の系統は両方ともアントシアニン系と思われるやや茶色がかった赤でした。つまり黒アズキは黒く見えているけれど、アントシアニンが多いために肉眼で黒に見えているらしい。これは古代米の黒米とおなじですね。

両方とも美味しかったです。happy01

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考古学」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
素敵なテーマです!昨日お話した夕顔も縄文のころから食されていたと本にありましたが、このようにして私たちに伝わったのですね。
よく鮭文化は骨が軟らかいので後世に伝わりにくいと聞いていましたからこうした情報はありがたいです。
嬬恋の黒小豆も入手されていましたか、おいしいですね、好きです。

山形ではいろいろと食べますね。
鷹山公の時代の話が有名ですが、きっと地元では大昔から食していたのでしょうね。


おもしろーい!
でも ちょっともったいないような気も…します。
うーん。 でも 研究のため…
古代の人は こーゆーの食べていたんでしょうか…
素材の味がして、今食べれたら すごく贅沢な感じですよね~?

赤飯、美味しそう♪ もち米100%でしょうか?
最近 赤飯食べてないわー・・・ 食べたーい☆

おはようございます。
面白い実験ですねえ~
確かに~古代人は、どんな食物をとっていたのか~
遺跡の出土物でしかわからないですものね。
こうして試してみるのは大事なことなのでしょうね。
楽しく拝見しました~happy01happy01happy01

へえ〜、蔵王町産黒アズキってはじめて見ましたよ〜。
前からあったの?
豆類は良く買うけど、アズキは滅多に買わないから気が付かなかったのかしら。
炭化させる実験、シロウトには考えつかないけど面白いですね。
さすが学者さん。
昨日ワラビを採ってきました。
黒焦げにしないであく抜きをしました(笑)

なるほど。
こんな風にしながら研究を
して行くのですね。
炭化したら腐らずに残っているけど
生のままでは腐ってしまう。。。
こんな実験初めてみました。
アズキご飯。おいしそうですね。
昔の人は味無しで食べていたと聞きました。
これも、食材?の持つ味だけで
食べられていたのでしょうね。
アントシアニン。
加熱すると色が変わるのですね。

shibataさん、ありがとうございます。
縄文時代前期から利用されているとわかっているヒョウタン、エゴマ、ウルシ、アサ・・・文字が無かった頃から利用されてきた植物が連綿と伝わってきているというのはとても不思議な感じがしますね。
嬬恋のヨゴレアズキは少しだけいただいたので標本にしました。食べるとなくなっちゃうのでcoldsweats01

ぱせりさん、ありがとうございます。
そう、ちょっともったいない・・・途中で味見すれば良かったかな。
赤飯は餅米30%にして炊きました。ちょっと手間がね。場所によっては甘くない煮小豆缶が売っているのでそれを使うと作りやすいかも。

sidu-hahaさん、ありがとうございます。
土器についた焦げだけだとなかなかわかりませんね。
最終的に区別がつくかどうか、とにかく地道にデータ集めをしようと言うことになりました。

aoikesiさん、ありがとうございます。
黒アズキは最近目にしました。普通のお店にはあまり売っていませんね。自分たちだけで消費するために作っている種類もあったりするので(ご近所農家でも売店に出ていないようなレアものが見つかる場合もあります)
ときどき直売所などをマメに覗くといいようです。あーっ、ダジャレを言うつもりではなかったんですが。coldsweats01

ムーミンママさん、ありがとうございます。
縄文時代には製塩土器が出ているので、塩味はつけていたようです。ほかにもサンショウなど香辛料になりそうなタネの利用跡が見られるので、案外美食家だったかも。
小豆のアントシアニンは煮て溶け出すことによって色が薄くなるようです。

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